MOTOBLOG

2019-11-28

MOTOスペシャルアイテム・続報 その3


MOTOスペシャルアイテム続報です!

大迫力のこちら、今期初登場のモデルになります。

もちろん、ただのパイソンじゃありませんよ!



なんと、フルタンニン鞣しのダイヤモンドパイソン!
しかも、ほぼ無加工と言えるクラスト状態の素朴極まりないヌメパイソン!

革がちゃんと皮であることを、
自分の皮膚感覚でしっかりと感じ取れるんですよね。

ちなみに、一般に流通しているパイソンの殆どはクロム鞣しです。
(決して、クロム鞣しが悪いわけじゃなく、
あくまで、趣味趣向の問題です。)

こういう珍しいレザーを絶えず探していますから、
あるところには、あるんですね!

今回、少量ですがゲットできました。



近年多くのメゾンから発売されているので、
見る機会も多いと思うのが、上のブラック×ホワイトのダイヤモンドパイソン。

比較すると良くわかるはず。ちゃんとヌメ色なんですよね〜。
(決して優しいピンク色ではありません)


なかなか見る機会も無いと思うので、床面も紹介。
背中のセンター部分はやや厚みがあり、脇にいく程に厚みが薄くなっています。



握るとちゃんとギシギシという、フルタンならではの音が鳴るんです!

だからどうしたと、突っ込まれそうですが、
こういうところに「ほぉ〜」となるわけで、、。


1点1点、計算しながら裁断していますが、
自然の魅力、模様の入り方もそれぞれ異なります。


同じフルタンの牛ヌメと合わせる事は決めていたのですが、
初めての素材なので、相性もあるわけで、色々と集めてしまいました。
イタリアンカーフ、バケッタ、USサドル、、。

結局は、これに行き着きました。


適度なしなやかさと、決して綺麗とは言えない素朴な仕上がり、
スペシャル企画の常連になってきました。


ダイヤモンドパイソンの持つ自然のデザイン美、
牛ヌメとのバランス、
最高にカッコいいと思うのは自分だけでないはず!



モードとクラフトの間を漂う雰囲気。



カモフラやチマヨ柄にも見えてきます。




本日は、ヌメ繫がりでかなりマニアックな新作をもう1点ご紹介!



どこがマニアック?

と思った方、これが実は普通に見えて、かなりマニア度高いです!

写真では全く伝わりませんが、自分的に相当ツボです。
非常にMOTOらしいと思えるモデル。

先ずは、エイジングサンプルをご覧下さい。


左が新品。右が約3ヶ月間オイルメンテしながら使用したエイジングサンプル。
※画像は無加工です。

理想的な良い飴色に変化してきてます。

やっぱり飴色のレザーにシルバー&ゴールドのスペシャルコンチョは、
相性抜群ですよね。


拡大してみると、気付かれたでしょうか??

被せパーツと本体パーツ、なんかちょっと雰囲気違いません?

実はヌメ革の鞣しの違いを味わうという、究極の革オタク的アイテム。

今期のスペシャルでは、アメリカ・タンニン鞣しの名タンナーをミックスしてみました。

被せにはご存知、WICKETT&CRAIG

そして本体には、スペシャル初登場のHERMANN OAK LEATHER

ウィケッド&クレイグは、150年の歴史。
そして、ハーマンオークレザーは、130年以上の歴史を持つ、
アメリカ・ミシシッピ川沿いのセント・ルイスに位置する
伝統ある老舗タンナー です。

ハーマンオークは、高品質の米国原産ステアハイドの原皮のみを使用し、
良質の天然オークバーグ(樫科植物)の樹皮より抽出したタンニンで長時間かけて
生産される最高級のヌメ革です。

アメリカでは馬具等にポピュラーに使われている事からも質の高さが伺えます。

革の裏面にひっそりと刻印が。
アメリカらしさのある無骨なデザイン。

WICKETTは、主にミモザ、ケブラチョの樹皮から抽出したタンニンを使い、
HERMANNは、オークバーグのタンニンで鞣しを行っているようです。

鞣しの行程はとても多いので一概に違いは語れませんが、
革質を見るとハーマンオークのヌメ革は、密度が高くハリが強く、
ステアハイドらしい表面の迫力が感じられます。

モデル名は「ウィケッド&ハーマン」に決定!!

エイジングサンプルもまだまだ途上中ですので、
これから更にエイジングの差が明確に現れるでしょう。
これは、使う程に楽しめますよ。


朝日に照らされるWICKETT&CRAIG・ヌメ。

まるで呼吸をしているよう。


ほぼ未仕上げのハーマンオーク・ヌメ。


美しいエイジングを求め、一手間かける。




オイル塗布後の日光浴。

木漏れ日とヌメもまた、美しい。



「ウィケッド&ハーマン」
新型・コンパクトカードケース



サイズの小さい新型コンチョも作成しました。
純銀+純金 太陽とMOTOデザインの2型。



 ウィケッド側には、太陽コンチョ。
ハーマン側には、ハンドマークmotoの刻印。

 非常にコンパクトな3ポケットカードケースです。


MOTOのクリエイションは、あくまで未完成。

ここが出発点で、ここから物語が始まります。

使う方の生活のなかにとけ込み、ゆっくりと完成に向かって進めるように。

次回をお楽しみに!


2019-11-27

MOTO スペシャルアイテム 続報 その2



圧倒的な存在感!

昨年も大好評で、すぐに完売してしまった「ヌメクロコ」シリーズ!!

今年もモデル数を増やして発表します。



コンビネーションの相手は、「WICKETT & CRAIG」

アメリカでも殆ど残っていない、ピット槽によるベジタブルタンニン鞣し。



もはや、スペシャルのなかの定番的位置付け。



左が新品。右は1年以上使用したエイジングサンプル。

もはや説明不要の絵力です。

最高級のクロコダイルをデイリーに落とし込む。
オイルメンテナンスをする事で、深みがどんどん増していきます。





出来れば細かい事は気にせずに、ガシガシ使って頂きたい。
素材の品質は申し分ありません。自分色に仕上げて欲しい!


次は、

クロコダイルを紹介した後に、これを紹介する振り幅が
自分でも怖いですが、本当にヤバすぎるやつなのです。
もはや、危険です!

もちろん初登場のこの素材、というかこの個体。
一体何者??


MOTOでは、クードゥーやアザラシなど、
散々キズだらけのレザーは見てきたつもりでした。
どちらかと言えば、得意な部類かと自負しておりましたが、
まだまだでした、、。



もう、荒いなんて言葉では表現しきれません。
そもそも、まともな部位が存在してません!



お前は一体誰なんだ?
どんな生き方をしてきたんだ!




微かに残った吟面は、鹿革に似ています。
ただ、部位によって全く表情が異なります。

首の辺りには深いトラと鬣(たてがみ)の痕跡。

これだけみてもなかなか解る人はいないんじゃないでしょうか。

鞣しは、それ程上手くいってるとは思えませんが、
ただただ、ひたすらに魅了されます。

では、答えに近づいていきます。

裏面を見てみると、、


なんとお尻部分の両サイドに、コードバン層がくっきりと!



もうお分かりですかね?


コードバン層との境目は、まるでリアス式海岸。

しかし、層の厚みはとても薄く、
コードバン作れるような個体ではありません。

ホースレザー?
では、ないんですよね。

答えは、「ZEBRA」

アフリカから日本にやってきて、何の縁かMOTOに辿り着きました。

決して、こちらから求めたわけではなく、向こうからやって来ました。

敷物になっている毛のあるシマウマ革はもちろん見ていましたが、
このように鞣されている革は、自分も初めて。

シマウマは、可愛らしい雰囲気してるが、とても気性が荒いんですね。

毛を取れば、どのゼブラレザーもこのような表情なのか?
他を知らないので、比較もできません。

答えが解ったところで、先ずは裁断です。


穴は開いてるし、厚みも硬さもバラバラでとても難しいですが
最大限イケてるキズを見極めながら粗断ちしていきます。



全く質感の異なるリアス式海岸が、裁断の邪魔をします。

ゼブラのみでは、形になりそうにないので、
恒例のコンビネーション。

この気性の荒い相手をするのは、

かなりワイルド。

まるで火事にでもあったような、ムラ染め。(褒めてます!)
そして、特にトラやキズの多い個体を選ばせて頂きました。

初登場の「プリミティヴ・バケッタ」です。
今この瞬間に名付けました!

こちらは、アフリカ産ではありませんよ。
しっかり、イタリアの名門タンナーです。

これなら、強敵にもそこそこ対抗できるはず。


ちょっと写真では伝わり難いですが、
シマウマのパンチはやっぱり強いですが、なんとかいけそうです。
(通常なら、このプリミティヴ・バケッタだけで十分強いです。)


できるだけ全てにキズや痕跡を入れて、完成しました。

荒々しい野生の革と1000年以上の歴史を持つバケッタレザー。

MOTOのクリエイションで、しっかり製品となっていると思います。



写真以外のモデルも製作していますので、
是非店頭で、現物をご覧下さい。

最高にカッコいいですから!

発売日ギリギリまで、紹介は続きます。













2019-11-26

2019 MOTOスペシャルアイテム 情報解禁!!




お待たせいたしました!

この時期の恒例、
MOTOのスペシャルアイテム!

今年も例年以上にパワーアップしたラインナップになっております。

発売スケジュールは、

       ・MOTO青山店        11月30日(土) 12: 00 〜
       ・MOTO米子店          11月30日(土)   13 : 00 〜
       ・モトスタイルストア岡山店 12月   1日(日) 12 : 00 〜


※30日、1日は混雑が予想されますのでオープン1時間前から整理券を配布いたします。
※生産の都合上、岡山店のみ発売開始日が異なりますので、ご注意下さい!
※岡山店発売初日には、本池作人が店頭に立ち、詳しく商品説明させて頂きます。

最高級な素材、激レアな素材、どれも生産数は限られていますが、

MOTOのクリエイションの醍醐味を味わえるこの企画。

本日より情報上げていきます!

TOP画像から何だこれは? って思った方も多いのでは。

クロコダイルには間違いないのですが、、、

決して、カビてるわけじゃないですよ。

なんと、今期初登場のブライドル・ヌメクロコダイル!!

白くカビのように見えるのは、実は「ブルーム(蝋)」なんです。




こういうヤバい革を作るタンナーがあるんですよね。
今期はネイビーとブラックをチョイスしました。


もうなんと表現して良いのか、適当な言葉が見つかりませんが、
透き通った染色に、ブルームが浮き出た深みのある表情。


特にブルームの強い、脇のアタリを


擦ってみます。


しっかりハリのあるクロコダイルのトップが出てくるじゃないですか!

もちろん、トップにワックスをサラッと塗っただけの簡単な方法じゃないですよ。

独自の技術開発により、フルタンニン鞣しのクロコダイルに
天然原料の蜜蝋などを革内部にまで浸透させているとのこと。

これは、エイジングの期待が高まります。

クロコダイルの素材自体も素晴らしいのですが、

やっぱりMOTOらしさを加えたいと言う事で、

得意のコンビネーションで仕上げる事に。

この本物にあわせるのは本物でなければ、と言う事で選んだのは


そうです!本家英国ブライドルレザーです!

英国ブライドルタンナーも数社あるわけですが、
クロコダイルのブライドルに合わせるとなると並じゃいけないわけで、

今回は、最もブルームの激しいトーマスウエア社を選びました!

もはや、ブルーム強過ぎで写真でも何色なんだかわかりません。



巻いてある紙にもビッシリとブルームがこびり付く程、


裏面にもお構いなし。



こちらも、ゴシゴシ


出てきましたよ。


ツヤツヤの吟面。素晴らしいネイビーの発色。


この選択で間違い無し!と確信。


余りにブルーム強いんで、使用の事を考え軽くブラシで調整します。


こちらは、3ヶ月程度使用のブラックのエイジングサンプル。

どうです? ハリ、コシ文句無しのブライドルレザーでしょう。

生産数極小ですが、他では見ることの無い、
ブライドルコンビネーションモデルです!!


ネイビー・コンビネーション



ブラック・コンビネーション



もちろん、オリジナルコンチョもスペシャル仕様。
純銀+純金のイーグル太陽デザイン。


上品な高級感と味のあるハンドメイド感。
まさにスペシャルに相応しい逸品に仕上がっています。



ブライドルクロコを一ヶ月程使ってみました。
ブルームも落ち着き、革本来の表情がくっきりと現れてきます。

自然光で見ると、腑の1つ1つの中に

無限の色彩グラデーションが素晴らしい!

是非、現物の迫力をご覧下さい。


いきなり長文になってしまいましたが、これでも伝えたい事の半分も書けていません。

これでは、発売日までに全く紹介できそうにありません、、。

鳥取の工房では、現在進行形で生産続いています。

どんどん情報上げていきますのでお楽しみに!


次回はこいつ。

これも初登場のヤバい奴です。