モーターの新作、1枚革バッグの裁断作業です。
1頭分の革が半分に断ち切られた半裁(はんさい)と呼ばれる大きさのものに
おなかの部分や背中、首など、場所によって革のコシや伸縮性が随分と変わってきます。
バッグを使用する上で負担がかかる部分を見極めながら、
カットする位置を決める事がとても重要なポイントです。
1番負担のかかるバッグの本体パーツは、
伸縮性が少なく丈夫な背中部分を使います。
上の写真のように1枚の革からバッグの本体パーツが2本しか取れません。
1枚革で作る贅沢な使い方です。
裁断機は使わず各パーツをすべて手建ちで裁断していきます。
革をカットする際、
刃の先をまっすぐに立てながら、ゆっくりと引いていきます。
革をカットする際、
刃の先をまっすぐに立てながら、ゆっくりと引いていきます。
手建ちの際に最も重要なのは、革包丁の刃の切れ味。
切れ味を損なわないように砥石で研ぐ作業も毎日の日課となります。
トートバッグとショルダーバッグの各パーツがすべて揃いました。
今回はクロムエクセルのナチュラルとブラックカラーを裁断しました。
本体部分は1枚革ですが手紐や内ポケット、
金具などを細かく分けると10パーツ以上になりました。
金具などを細かく分けると10パーツ以上になりました。
いよいよ次は組み立て作業です。
お楽しみに!