MOTOBLOG: スペシャルアイテム2017 続報

2017-12-08

スペシャルアイテム2017 続報


クリスマスに向けたスペシャルアイテム続報になります。

入手困難な革、珍しい革、偶然出会ってしまった革、

作家のエゴ全開な実験的アプローチ、

この時期だからこそご提案できる様々なアイテム達。

どれもこれも少量生産の為、
お目当てのものが手元に届かなかったお客様、大変申し訳ございません。

現在も工房はフル稼働で追加生産しております。

もっと効率の良い進め方がきっとあるのでしょうが、

あれも作りたい、これも作りたい、

どうにも作り手の熱量が優先してしまいます。

そんなこんなで、
またまたマニアックなアプローチを思いついてしまいました。

素材を前に手を動かしていると、
「効率的」という要素は、
直にどこかへふっ飛んでいくわけで、、。

ということで、NEWシリーズご紹介します。


今期新たに発表したフルタンニングのホースバット 。

馬のお尻部分の革ですから、部位としては最も強く理想的。

そして、先日も書きましたが牛革とは異なる、
馬革独特の波紋のような模様が特徴的です。

折角ですので、この模様をもっと際立たせたいと思い、
手染めを施してみることに。

(興味の着眼点が既にヤバい方向にいってそうですが、、)

すると、


ご覧の通り。素晴らしい〜

単色で染めるだけで、波紋が浮き出てくるではありませんか!

多色染めのMOTOパティーヌとはまた違った
自然の力を使った産物。

表面の密度の違いから濃淡が生まれます。

加工の施されていないクラスト状態だからこそ可能な染色。

馬革だぜ!って主張が増してます。

ただ、1つ。
ホースバットの特徴にキズの多さも有りました。

忘れていたわけではないですが、
模様と共に強調され、主張しているではありませんか。

これを美しいと感じるかどうかは、各々の判断基準。

当然自然の模様ですので
それぞれ染まり方には違いがあります。

是非現物を手に取り、リアルなマテリアルを感じて下さい。






ネイビーに映える純銀+純金のスペシャルコンチョ


キーケースのバックサイド


2ピースで構成されるアイテムは敢えて
ヌメ色とのコンビネーションで仕上げました。

ご想像の通り、十人十色な経年変化を見せてくれるでしょう。


こちらがフルタン・ホースバットのヌメモデル。

実験的に生産したため、
初回生産分はMOTO青山店のみの取り扱いとさせて頂きますので、
ご注意下さい。

ホースバットの手染めモデルは今週土曜日、9日から店頭に並びます。

他にも生産を待ってるアイテムがありますので、
ひとまず、今後の生産は未定です。

パッションの赴くままに、新作生産してしまいましたが、

しっかり追加生産も行っております。


先ずはこちら


やっぱり人気の高いハンドダイ・コードバンシリーズ。

今回新色のグリーン。

手染めだからこそ表現できる、
深みのある良い色調に仕上がっています。


サイドから撮るとこのツヤ感!

どこから見ても伝わる品の良さ。
やはりこの革にしかない、唯一無二の存在感があります。

MOTOのクラフトと融合し、
ON/OFF問わず使用できる逸品に仕上がっています。


続いて、ネイビー&イエロー


ネイビーの発色の良さと、

ベースのヌメ色が活かされたイエローの透明感。



左がナチュラル・コードバン
右がホースバット・ヌメ

同じナチュラルでも
種類、鞣し、仕上げ其々によって多彩な印象を与えてくれます。

その他には、


クロコダイルのシューホーン型キーホルダー


ホーウィン社・クロムエクセル仕上げのホースバット。

どちらも革の表情が豊かなアイテムです。

ご紹介しきれないアイテムも少しずつですが、
随時各店へ追加しております。

クリスマスまでスペシャルアイテムの生産は続きますので、
皆様のご来店お待ちしております。