クリスマスに向けたスペシャルアイテム続報になります。
入手困難な革、珍しい革、偶然出会ってしまった革、
作家のエゴ全開な実験的アプローチ、
この時期だからこそご提案できる様々なアイテム達。
どれもこれも少量生産の為、
お目当てのものが手元に届かなかったお客様、大変申し訳ございません。
現在も工房はフル稼働で追加生産しております。
もっと効率の良い進め方がきっとあるのでしょうが、
あれも作りたい、これも作りたい、
どうにも作り手の熱量が優先してしまいます。
そんなこんなで、
またまたマニアックなアプローチを思いついてしまいました。
素材を前に手を動かしていると、
「効率的」という要素は、
直にどこかへふっ飛んでいくわけで、、。
ということで、NEWシリーズご紹介します。
今期新たに発表したフルタンニングのホースバット 。
馬のお尻部分の革ですから、部位としては最も強く理想的。
そして、先日も書きましたが牛革とは異なる、
馬革独特の波紋のような模様が特徴的です。
折角ですので、この模様をもっと際立たせたいと思い、
手染めを施してみることに。
(興味の着眼点が既にヤバい方向にいってそうですが、、)
すると、
ご覧の通り。素晴らしい〜
単色で染めるだけで、波紋が浮き出てくるではありませんか!
多色染めのMOTOパティーヌとはまた違った
自然の力を使った産物。
表面の密度の違いから濃淡が生まれます。
加工の施されていないクラスト状態だからこそ可能な染色。
馬革だぜ!って主張が増してます。
ただ、1つ。
ホースバットの特徴にキズの多さも有りました。
忘れていたわけではないですが、
模様と共に強調され、主張しているではありませんか。
これを美しいと感じるかどうかは、各々の判断基準。
当然自然の模様ですので
それぞれ染まり方には違いがあります。
是非現物を手に取り、リアルなマテリアルを感じて下さい。
ネイビーに映える純銀+純金のスペシャルコンチョ
キーケースのバックサイド
2ピースで構成されるアイテムは敢えて
ヌメ色とのコンビネーションで仕上げました。
ご想像の通り、十人十色な経年変化を見せてくれるでしょう。
こちらがフルタン・ホースバットのヌメモデル。
実験的に生産したため、
初回生産分はMOTO青山店のみの取り扱いとさせて頂きますので、
ご注意下さい。
ホースバットの手染めモデルは今週土曜日、9日から店頭に並びます。
他にも生産を待ってるアイテムがありますので、
ひとまず、今後の生産は未定です。
パッションの赴くままに、新作生産してしまいましたが、
しっかり追加生産も行っております。
先ずはこちら
やっぱり人気の高いハンドダイ・コードバンシリーズ。
今回新色のグリーン。
手染めだからこそ表現できる、
深みのある良い色調に仕上がっています。
サイドから撮るとこのツヤ感!
どこから見ても伝わる品の良さ。
やはりこの革にしかない、唯一無二の存在感があります。
MOTOのクラフトと融合し、
ON/OFF問わず使用できる逸品に仕上がっています。
続いて、ネイビー&イエロー
ネイビーの発色の良さと、
ベースのヌメ色が活かされたイエローの透明感。
左がナチュラル・コードバン
右がホースバット・ヌメ
同じナチュラルでも
種類、鞣し、仕上げ其々によって多彩な印象を与えてくれます。
その他には、
クロコダイルのシューホーン型キーホルダー
ホーウィン社・クロムエクセル仕上げのホースバット。
どちらも革の表情が豊かなアイテムです。
ご紹介しきれないアイテムも少しずつですが、
随時各店へ追加しております。
クリスマスまでスペシャルアイテムの生産は続きますので、
皆様のご来店お待ちしております。