MOTOスペシャルアイテム続報です!
大迫力のこちら、今期初登場のモデルになります。
もちろん、ただのパイソンじゃありませんよ!
なんと、フルタンニン鞣しのダイヤモンドパイソン!
しかも、ほぼ無加工と言えるクラスト状態の素朴極まりないヌメパイソン!
革がちゃんと皮であることを、
自分の皮膚感覚でしっかりと感じ取れるんですよね。
ちなみに、一般に流通しているパイソンの殆どはクロム鞣しです。
(決して、クロム鞣しが悪いわけじゃなく、
あくまで、趣味趣向の問題です。)
こういう珍しいレザーを絶えず探していますから、
あるところには、あるんですね!
今回、少量ですがゲットできました。
近年多くのメゾンから発売されているので、
見る機会も多いと思うのが、上のブラック×ホワイトのダイヤモンドパイソン。
比較すると良くわかるはず。ちゃんとヌメ色なんですよね〜。
(決して優しいピンク色ではありません)
なかなか見る機会も無いと思うので、床面も紹介。
背中のセンター部分はやや厚みがあり、脇にいく程に厚みが薄くなっています。
握るとちゃんとギシギシという、フルタンならではの音が鳴るんです!
だからどうしたと、突っ込まれそうですが、
こういうところに「ほぉ〜」となるわけで、、。
1点1点、計算しながら裁断していますが、
自然の魅力、模様の入り方もそれぞれ異なります。
同じフルタンの牛ヌメと合わせる事は決めていたのですが、
初めての素材なので、相性もあるわけで、色々と集めてしまいました。
イタリアンカーフ、バケッタ、USサドル、、。
結局は、これに行き着きました。
適度なしなやかさと、決して綺麗とは言えない素朴な仕上がり、
スペシャル企画の常連になってきました。
ダイヤモンドパイソンの持つ自然のデザイン美、
牛ヌメとのバランス、
最高にカッコいいと思うのは自分だけでないはず!
モードとクラフトの間を漂う雰囲気。
カモフラやチマヨ柄にも見えてきます。
本日は、ヌメ繫がりでかなりマニアックな新作をもう1点ご紹介!
どこがマニアック?
と思った方、これが実は普通に見えて、かなりマニア度高いです!
写真では全く伝わりませんが、自分的に相当ツボです。
非常にMOTOらしいと思えるモデル。
先ずは、エイジングサンプルをご覧下さい。
左が新品。右が約3ヶ月間オイルメンテしながら使用したエイジングサンプル。
※画像は無加工です。
理想的な良い飴色に変化してきてます。
やっぱり飴色のレザーにシルバー&ゴールドのスペシャルコンチョは、
相性抜群ですよね。
拡大してみると、気付かれたでしょうか??
被せパーツと本体パーツ、なんかちょっと雰囲気違いません?
実はヌメ革の鞣しの違いを味わうという、究極の革オタク的アイテム。
今期のスペシャルでは、アメリカ・タンニン鞣しの名タンナーをミックスしてみました。
被せにはご存知、WICKETT&CRAIG
そして本体には、スペシャル初登場のHERMANN OAK LEATHER
ウィケッド&クレイグは、150年の歴史。
そして、ハーマンオークレザーは、130年以上の歴史を持つ、
アメリカ・ミシシッピ川沿いのセント・ルイスに位置する
伝統ある老舗タンナー です。
ハーマンオークは、高品質の米国原産ステアハイドの原皮のみを使用し、
良質の天然オークバーグ(樫科植物)の樹皮より抽出したタンニンで長時間かけて
生産される最高級のヌメ革です。
アメリカでは馬具等にポピュラーに使われている事からも質の高さが伺えます。
革の裏面にひっそりと刻印が。
アメリカらしさのある無骨なデザイン。
WICKETTは、主にミモザ、ケブラチョの樹皮から抽出したタンニンを使い、
HERMANNは、オークバーグのタンニンで鞣しを行っているようです。
鞣しの行程はとても多いので一概に違いは語れませんが、
革質を見るとハーマンオークのヌメ革は、密度が高くハリが強く、
ステアハイドらしい表面の迫力が感じられます。
モデル名は「ウィケッド&ハーマン」に決定!!
エイジングサンプルもまだまだ途上中ですので、
これから更にエイジングの差が明確に現れるでしょう。
これは、使う程に楽しめますよ。
これは、使う程に楽しめますよ。
朝日に照らされるWICKETT&CRAIG・ヌメ。
まるで呼吸をしているよう。
ほぼ未仕上げのハーマンオーク・ヌメ。
美しいエイジングを求め、一手間かける。
オイル塗布後の日光浴。
木漏れ日とヌメもまた、美しい。
「ウィケッド&ハーマン」
新型・コンパクトカードケース
サイズの小さい新型コンチョも作成しました。
純銀+純金 太陽とMOTOデザインの2型。
ウィケッド側には、太陽コンチョ。
ハーマン側には、ハンドマークmotoの刻印。
非常にコンパクトな3ポケットカードケースです。
MOTOのクリエイションは、あくまで未完成。
ここが出発点で、ここから物語が始まります。
使う方の生活のなかにとけ込み、ゆっくりと完成に向かって進めるように。
次回をお楽しみに!