圧倒的な存在感!
昨年も大好評で、すぐに完売してしまった「ヌメクロコ」シリーズ!!
今年もモデル数を増やして発表します。
コンビネーションの相手は、「WICKETT & CRAIG」
アメリカでも殆ど残っていない、ピット槽によるベジタブルタンニン鞣し。
もはや、スペシャルのなかの定番的位置付け。
左が新品。右は1年以上使用したエイジングサンプル。
もはや説明不要の絵力です。
最高級のクロコダイルをデイリーに落とし込む。
オイルメンテナンスをする事で、深みがどんどん増していきます。
出来れば細かい事は気にせずに、ガシガシ使って頂きたい。
素材の品質は申し分ありません。自分色に仕上げて欲しい!
次は、
クロコダイルを紹介した後に、これを紹介する振り幅が
自分でも怖いですが、本当にヤバすぎるやつなのです。
もはや、危険です!
もちろん初登場のこの素材、というかこの個体。
一体何者??
MOTOでは、クードゥーやアザラシなど、
散々キズだらけのレザーは見てきたつもりでした。
どちらかと言えば、得意な部類かと自負しておりましたが、
まだまだでした、、。
もう、荒いなんて言葉では表現しきれません。
そもそも、まともな部位が存在してません!
お前は一体誰なんだ?
どんな生き方をしてきたんだ!
微かに残った吟面は、鹿革に似ています。
ただ、部位によって全く表情が異なります。
首の辺りには深いトラと鬣(たてがみ)の痕跡。
これだけみてもなかなか解る人はいないんじゃないでしょうか。
鞣しは、それ程上手くいってるとは思えませんが、
ただただ、ひたすらに魅了されます。
では、答えに近づいていきます。
裏面を見てみると、、
なんとお尻部分の両サイドに、コードバン層がくっきりと!
もうお分かりですかね?
コードバン層との境目は、まるでリアス式海岸。
しかし、層の厚みはとても薄く、
コードバン作れるような個体ではありません。
ホースレザー?
では、ないんですよね。
答えは、「ZEBRA」
アフリカから日本にやってきて、何の縁かMOTOに辿り着きました。
決して、こちらから求めたわけではなく、向こうからやって来ました。
敷物になっている毛のあるシマウマ革はもちろん見ていましたが、
このように鞣されている革は、自分も初めて。
シマウマは、可愛らしい雰囲気してるが、とても気性が荒いんですね。
毛を取れば、どのゼブラレザーもこのような表情なのか?
他を知らないので、比較もできません。
答えが解ったところで、先ずは裁断です。
穴は開いてるし、厚みも硬さもバラバラでとても難しいですが
最大限イケてるキズを見極めながら粗断ちしていきます。
全く質感の異なるリアス式海岸が、裁断の邪魔をします。
ゼブラのみでは、形になりそうにないので、
恒例のコンビネーション。
この気性の荒い相手をするのは、
かなりワイルド。
まるで火事にでもあったような、ムラ染め。(褒めてます!)
そして、特にトラやキズの多い個体を選ばせて頂きました。
初登場の「プリミティヴ・バケッタ」です。
今この瞬間に名付けました!
こちらは、アフリカ産ではありませんよ。
しっかり、イタリアの名門タンナーです。
これなら、強敵にもそこそこ対抗できるはず。
ちょっと写真では伝わり難いですが、
シマウマのパンチはやっぱり強いですが、なんとかいけそうです。
(通常なら、このプリミティヴ・バケッタだけで十分強いです。)
できるだけ全てにキズや痕跡を入れて、完成しました。
荒々しい野生の革と1000年以上の歴史を持つバケッタレザー。
MOTOのクリエイションで、しっかり製品となっていると思います。
写真以外のモデルも製作していますので、
是非店頭で、現物をご覧下さい。
最高にカッコいいですから!
発売日ギリギリまで、紹介は続きます。