1950s ハーレーダビッドソン ビンテージ キャプテンハット
帽子の中でも重要パーツの1つと言えるツバのディティールは、
ヴィンテージのバイカーズハットを参考にしました。
当時、このタイプのツバは主にパイピング仕様が多く、
素材はビニールが多く使われていますが、
今回のモデルには高級感のあるイタリアンサドルレザーを選びました。
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ツバで使用するイタリアンサドルレザーは、
MOTOの定番ウォレットや革小物でもおなじみの
フルベジタブルタンニンなめしの上質な牛革。
イタリアの某タンナーにて素揚げでオーダーしているため、
通常のベジタブルタンニンなめしの革よりも
使う程にどんどん上がるツヤと深い色味が特に強く表れます。
既にMOTOのアイテムをお持ちの方はその質感がお分かりだと思います。
最高のエイジングを魅せる素材としてキャスケットのツバにぴったりだと思いました。
ヴィンテージのディティールを研究して早速、パイピング。
パイピングもツバと同素材のレザーにしたことで更に高級感が出ました。
次はキャスケットのアゴ紐と耳章を制作します。
アゴ紐とはツバの付け根部分に付いている帯の名称です。
そのアゴ紐の両端を留めるボタンを耳章と言います。
簡単に言うと、リベットとかカシメの役割です。
MOTORのキャスケットには、アゴ紐の代わりに
ツバと同じ素材のイタリアンサドルレザーを使用します。
耳章部分は豪華にハンドメイドのシルバーパーツを制作することにしました。
925シルバーを慎重にロウ付けしていきます。
ヤスリで形を整え、磨きます。
MOTORオリジナルのシルバーパーツが完成しました。
シルバーパーツの取り付け位置は目立つ場所ではないですが
細部のディティールまでハンドメイドに拘りました。